2012 Startup Workshopでの出来事 実際にプレゼンした参加者視点から


デンジャーイン チームの8名

1月14日に新丸ビルにてStartup Workshopが行われた。このイベントは「はてな株式会社」代表の近藤さんや、はてブディレクターの長山さんを講師として、はてな内で行われている実践点的なアイデア出しをワークショップ形式で体験するものだ。インキュベートファンドの木下さんや、MUGENUP代表の一岡さん他ボランティアスタッフにより実現した。テーマは「WEBサービスのビジネスアイデアの考え方」。

このイベントでは、150名ほどの応募から70名が抽選で選ばれ、20名がアイデアを披露し、その20名それぞれをトップにチームビルディングを行い、アイデアのブラッシュアップを行う。この作業の中ではてな流が仕込まれ、効率的に形になった。参加者の多くがデザイナー、エンジニアであるため、リアルなイベントであったように感じた。

アイデアプレゼンとチームビルディング

もちろん私も応募した。そしてアイデアを発表する20名の一人になった。はじめはアイデアを発表する予定はなかったのだが、せっかく1時間もかけてやってきたんだし、ダメ元で思いついたアイデアを発表した。それが「デンジャーイン」というアイデア。コンセプトは「そこあぶないよ!を知って危険回避」だ。

一言で言ってしまえば、みんなで作るハザードマップなわけだが、下記に発表前に書いたメモをそのまま書く。

世の中には危険な場所がいっぱいです。回避する1つの方法はその場所に近づかないことですが、そもそもその場所が危険だと知っている必要がありますよね?よっぱらって、電車とホームの間におちたり、つららが降ってきたり、車に惹かれたことがありますか?あれめっちゃいたいんですよね。僕はあります。

このリスクを回避するアプリがそこあぶないよ!アプリです。

◯仕組み
・交通事故や傷害事件などが発生した公式情報を位置情報と共にマッピングし、その場所に近づいたときにスマホが振動する。
・事故や事件の種類によってバイブのパターンを変える。
・自分が知っている危険などを投稿することで、みんなで作るハザードマップに

◯革新性
・チェックインなどをせずとも、元からあるハザードマップでリスク回避をスマホでできる(多くの利用者)
・あっぶねえなぁと思うのは危険地帯を書きこむ大きなインセンティブ(一部の利用者)

実際の発表ではだいぶ緊張したので、いらないことを無駄に話したりしたが、ワークショップしてくれるメンバーが集まってくれたのは嬉しかった。下記に実際の発表動画を掲載する。

ブラッシュアップ

チームメンバー全員でそれぞれの個人が考える「デンジャーインってなんだろう?」をポスト・イットに10分くらいで書き出した。出てきたアイデアをまとめてこのサービスを練りなおしていく。中でも面白かったのが「危険には様々な種類がある事がわかったこと」だ。私は当初、交通事故等による怪我が危険なものだと考えていたが、「女性にとってはパンチラしそうな階段も危険」、「変な人や危ない人がいる場所も雰囲気危険」、「すごくまずい食べ物とかも危険だ」等といった意見が飛び出してきて、確かにと感動した。他にも、「このサービスで蓄積された危険な場所のデータを使って避難経路が作れるのでは」という視点もあり、チームでブレストすることで得られるメリットの大きさを実感できた。自分だけではこの短時間に網羅できない量の考えを一気に共有できるのは爽快だった。

全体像が見え始めた所で、再度作業に入る。次はアプリのインターフェイスを各自紙に書いて自分の考えるサービスの全体像を具体的に共有する。インターフェイスは個人が考えているアプリ像を描くので、ここでもこういうのイイねといったコミュニケーションができた。

8人のチームだったので、アイデアのアウトプット量は多く、まとめるのは大変かと思われたが、質の良いアウトプットが多かったので、概ね議論の中で出てきた発言や機能をそのままプレゼンで使うことができた。「デンジャーイン」というサービス名も、FourSqureのチェックイン機能の危険版だよねという話から生まれた造語だ。

最終プレゼン

最後のプレゼンで今までのワークショップでブラッシュアップされたアイデアを披露する。プロジェクターを使い、作った画面遷移図を見せながら機能の説明が中心となった。発表の動画は下記にある。


結果、このプレゼンで協賛の株式会社パソナからパソナ賞をもらうことができ、1枚1000円もするという野菜を食べまくれる社食ランチチケットを頂いた。この話はまた後日。受賞時のコメントとして、パソナの理念に近いもの、「世の中の助けになるサービス」であったことが説明された。

はてな近藤さんによるエール

ワークショップを通じて重要なことは「ひたすらアイデアを議論しあうよりも、適度に自分だけで考えて共有するというサイクルを使ったほうが良い」ということを説明された。技術者やデザイナーといった口下手な人の意見が発言力のある人にかき消されてしまう危険が減るのだという。リーダーは方向性を決める必要があるが、はじめから全部を決め付ける必要はなく、適時意見を反映してよりよいものに変えていく能力が必要になることがわかった。

そして、「チャンスがあればサービスは生まれる」という言葉。Startup Workshopというイベントが始まる前は赤の他人だった人同士が3時間で具体的なサービスを作ることができ、起業にもつながると説明された。スタートアップがガンガン生まれていって欲しいという気持ちが全面に出ているエールだったと思う。

僕もどんどんサービスを作って、世の中に真価を問うてみたい。

関連リンク

Startup Workshop
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黒﨑賢一(20):筑波大学情報学部在学中の企画立案、問題発見解決能力に自身のあるコンテンツデザイナー。経営者志望。

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黒﨑賢一(20):筑波大学情報学部在学中の企画立案、問題発見解決能力に自信のあるコンテンツデザイナー。経営者志望。詳しいプロフィール
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